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映画が中盤に差し掛かった頃。
この映画が本当につまらないものだと確信していたミツル。
しかし同時に、終了までは席を立たずに映画を観ていようとも思った。
いったい何故?
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簡易解説:ミツルの肩で、映画好きの彼女が眠っていたから。
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初めてのデートは、チトセの好きな映画館。
事前に好きなことをしっかりリサーチしていたことが助けになり、彼女はとても喜んでくれた。嬉しい、私が映画好きなの、ちゃんと覚えててくれたんだ。
でも、ミツルに映画の真髄を見極めるセンスは、あまりなかったようである。
これまた事前に予約しておいたファンタジー映画は、お世辞にも出来の良いものではなかった。はっきりというと、まーじでつまらない。本当につまらない。
腰をつけておくのに飽いたミツルは、空になったドリンクを振りながら、お手洗いに立つことを考えた。本当に暇なのである。
…その少しあと、チトセがこちらに凭れてきたのに気づいてからは、そんな寛容な心は消え去っていた。
率直に言って、今までずっと独りだった自分が、チトセとデートに来ていたことなどとうに忘れていた。夢見心地で、無自覚だった。
映画館のこの雰囲気が好き、なハズの彼女が眠りに落ちてしまうなんて、余程つまらない映画なのだろう。これを選んだことを後悔しながら、冷静な彼は考えた。
一方で、冷静じゃない方の彼は、心臓ばっくばくのパニックに陥っていた。
うつらうつらと眠る彼女の可愛さに、危うくこちらまで意識を削がれるところだった…。。。
(ちなみに、チトセが前日の夜、初デートにあまりに緊張して眠れなかったのが原因というのは、ミツルにはまだ内緒。)
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要約
ミツルはデート中。映画好きの彼女は座席で眠りに落ちてしまったので、この映画のつまらなさを確信した。
と同時に、ミツルの肩に凭れて眠る彼女を、映画が終わるまで起こさないよう、彼女には干渉せず、席を立たずに映画を鑑賞していようと思ったのである。
物語:1票
物語部門
ぺてー>>
映画がつまらないと起こりうることを列挙していけば、いつかは真相に辿り着けるのではないかと思います