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絶対に当たる!
…と巷で噂の占いの館。
カメコはそこで占いを受け、こう言われた。
「占いの結果が出ました…。
亀山カメコさん。貴方の未来はバラ色に輝いています…。」
それを聞いたカメコは当然喜んだが、
実はこの時、占いの本当の結果は『お先真っ暗』であった。
さて、占い師はなぜウソをついたのだろう?
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私、亀山カメオは、ある女性にプロポーズをした。
ひょんなことから知り合った女性。
名前はカメコさんという。
いつもニコニコと微笑みの絶えない彼女の、
真剣な顔を見たのは、いつぶりだろう。
『少し、考える時間をちょうだい…。』
そう言い残した彼女と、連絡がとれなくなって1週間が経つ。
無理もない。
最近は多少有名になってきたとはいえ、
所詮『占い師』なんてうわついた職業の男と人生を歩むなんて…。
そう卑屈になっていた私には構うこともなく、
我が館には、今宵も迷える客人が次々に現れる。
・・・
その日最後の客としてやってきたのは、なんと彼女だった。
「今日は、お客さんとして来ました。」
そう告げる彼女の真剣な目に、思わずドキリとする。
「えー、それでは、海原カメコさん…。」
「…違います。」
「…え?」
「…もうすぐ、名字変わっちゃうので…。
亀山カメコで占ってください。」
・・・
姓名判断の結果は、残念ながら『お先真っ暗』だった。
だが、運命がなんだ。占いの結果がなんだ。
そんなものは関係ない。
彼女の将来をバラ色に染めるのは、他でもない私なのだから。
答え:
私達の結婚生活はきっとうまくいくとアピールするため。
or
私達の結婚生活はきっとうまくいくと強く信じているから。
物語:8票納得:3票良質:9票
全体評価で良質部門
キャノー[『★良質』]>>
占い師が嘘を吐くとしたら、どんな理由があるのでしょうか?何気ない所に隠された伏線も面白いです。
物語部門
とかげ>>
占いの結果は『お先真っ暗』だったのに、占い師が「バラ色」と嘘をついたのはなぜ? 嘘というと利己的なものを思い浮かべがちだが……ああいや、これはこれで、潔いくらい利己的だな。
藤井>>
『なぜ?』の問いかけに対するアンサーに深く感動しました。ただ場面状況をなぞるだけでは辿り着けない、登場人物の感情に寄り添ってこそ導き出される解だと思います。好き。