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彫刻家にこの問題は超酷かな?」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
とある有名な彫刻家、カメーオ。

老齢の彼は、もはや愛用のノミすら満足に振るうことも難しく、
次の作品発表を最後に彫刻家を引退してしまうのではと囁かれていた。

そして、来たる品評会当日。
カメーオが発表した作品は、小さな石の女神像だった。

作品は今まで以上に高い技術で作られており、
高齢による衰えなど微塵も感じない美しい作品だったのだが、

その作品を品評した人間は皆、カメーオの引退を確信したという。
さて、一体なぜ?
[るょ]

【ウミガメ】19年10月22日 00:13

新・深夜の小ネタ集1

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後に有名な彫刻家として名を馳せる男、カメーオ。

彫刻家を志した時、彼は大きな買い物をした。
不釣り合いな値段の、高級なノミ。
それから、天然石の大きな砥石。

彼は愛用のノミを使って石を彫り、木を彫り、
数多の作品を次々と世に生みだした。

ノミは愛用の砥石を使って研がれ、また次の作品を生み出す輝きを得る。
それが、人生の中で繰り返されてきた、彫刻家という長い長いループだった。

女神像は、彼の愛用の砥石を素材として作られた作品である。
愛用の砥石は、もはや砥石として使うことは不可能となった。

私は、もう二度とノミを研ぐことは無い。
そういったメッセージを込めた作品だったのだ。

今はもう、彼のノミを研ぐ砥石は存在しない。
ノミが研げなければ、作品は生まれない。

彼が最後の力を振り絞ってまでこんな終わり方を選んだのは、
道具たちに対する感謝の気持ちの表れだったのかも知れない。


答え:
カメーオが長年愛用していた砥石が、作品の素材として使用されていたから。
物語:4票納得:1票良質:12票
全体評価で良質部門
田中(吉田)>>コメントなし
藤井>>コメントなし
ビッキー>>コメントなし
しろくろ>>コメントなし
トリック部門
物語部門
春雨[★スナイパー]>>コメントなし
ルーシー[『★良質』]>>コメントなし
ビッキー>>コメントなし
弥七>>コメントなし
納得部門
ぺてー>>クルーが丁寧に配置された美しい作品です
カメーオ、いままでありがとう