事件はある寒い地域で起こった
とある屋敷では金持ちの父親が死んだあと、その遺産をどんな具合に分配するかの話をするため息子・娘らが集められていた
そのとき屋敷にいたのはA子とB美、C夫とD太、住み込みのメイドが一人と、父親だ
遺産の分配話はもめにもめ、そんな子供達の浅ましい様子をみた父親は大層嘆いて自分の部屋に引きこもってしまった
そんな父親が屋敷の近くを流れていた川で死んでいたのが見つかったのは次の日の夕方のことだった
殺されたのは確実だった、背中にナイフが刺さっていたからだ
冷たい川のなかで父親は半分凍りついたように冷えていたため、父親がいつ死んだのかは誰にもわからなかった
しかし、この事件はだれにもアリバイなんかなかった。遺産問題で不信感が高まったのか全員一人で行動していたからだ
屋敷にいた人間の証言は以下の通りである
メイドの証言
「昼頃に旦那様がいないと騒ぎになりました……しかし、騒ぎになる前に四人とも一度は外に出ています、D太様、B美様、A子様、C夫様の順でした。それぞれの時間は覚えていません。騒ぎのあとは全員で屋敷の中も外も探し回りました」
A子
「私は犯人じゃないわ、借金があるから何よ、殺人犯になっちゃったらそもそも遺産はもらえないんだからそんなことするはずないわ、外に出た理由?ただ空気を吸いたかったのよ」
B美
「お父さまがあんなに悲しそうな顔をするなんて、あのときはショックでした。外に出た理由ですか?なんだかもの悲しくなって、昔この屋敷で遊んだのを思い出したから少し見て回ってたのよ」
C夫
「どうせ犯人はA子だろ、あいつには借金があるし。この遺産の話がでるまでこの屋敷に寄り付きもしなかった薄情女なんだ。外に出た理由だ?タバコを吸いにだよ、中で吸うと親父がうるさかったから」
D太
「これでも家族なんだ、この中に犯人がいるなんて考えたくもない。案外あのメイドが犯人なんじゃないか?外に出た理由か?ここから見える星空は綺麗なんだ、気分転換にそれを見てきたよ。雪が降りだしたから途中で戻ったけど」
とある屋敷では金持ちの父親が死んだあと、その遺産をどんな具合に分配するかの話をするため息子・娘らが集められていた
そのとき屋敷にいたのはA子とB美、C夫とD太、住み込みのメイドが一人と、父親だ
遺産の分配話はもめにもめ、そんな子供達の浅ましい様子をみた父親は大層嘆いて自分の部屋に引きこもってしまった
そんな父親が屋敷の近くを流れていた川で死んでいたのが見つかったのは次の日の夕方のことだった
殺されたのは確実だった、背中にナイフが刺さっていたからだ
冷たい川のなかで父親は半分凍りついたように冷えていたため、父親がいつ死んだのかは誰にもわからなかった
しかし、この事件はだれにもアリバイなんかなかった。遺産問題で不信感が高まったのか全員一人で行動していたからだ
屋敷にいた人間の証言は以下の通りである
メイドの証言
「昼頃に旦那様がいないと騒ぎになりました……しかし、騒ぎになる前に四人とも一度は外に出ています、D太様、B美様、A子様、C夫様の順でした。それぞれの時間は覚えていません。騒ぎのあとは全員で屋敷の中も外も探し回りました」
A子
「私は犯人じゃないわ、借金があるから何よ、殺人犯になっちゃったらそもそも遺産はもらえないんだからそんなことするはずないわ、外に出た理由?ただ空気を吸いたかったのよ」
B美
「お父さまがあんなに悲しそうな顔をするなんて、あのときはショックでした。外に出た理由ですか?なんだかもの悲しくなって、昔この屋敷で遊んだのを思い出したから少し見て回ってたのよ」
C夫
「どうせ犯人はA子だろ、あいつには借金があるし。この遺産の話がでるまでこの屋敷に寄り付きもしなかった薄情女なんだ。外に出た理由だ?タバコを吸いにだよ、中で吸うと親父がうるさかったから」
D太
「これでも家族なんだ、この中に犯人がいるなんて考えたくもない。案外あのメイドが犯人なんじゃないか?外に出た理由か?ここから見える星空は綺麗なんだ、気分転換にそれを見てきたよ。雪が降りだしたから途中で戻ったけど」
19年10月04日 02:55
[白咲]
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