「絶望の光」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
部屋の窓から差し込む光を見て、私は戦慄した
状況を補完してください。
こちらもえぬじんのスープの方で出してます 次は新規の問題を出すつもりです。
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中学生の私は、週に一度、学校が終わった後に、別居している父のいるアパートに泊まりにいっていた。
ある日、私は学校が創立記念日で休みだったので、朝から父の部屋に行くことにした。
朝から父の所に行くのは初めてで、ちょっとドキドキした。
鍵が空いてて、無用心だなと思いつつ中に入った。何故かいつもと雰囲気が違う。
朝だからだろうか。寝室を覗くと差し込む日差しが眩しくて、よく見えない。
見知らぬ下着姿の女が父のベッドで眠っていた。
誰、この女の人。まさか、父の不倫相手?
別居の理由はこの女かもしれない。きっとそうだ。
パニックになった私は、近くにあった重い灰皿で女の頭を何度も殴った。女はすぐに動かなくなった。
我に返り、怖くなった私は逃げ出した。
それから父の元へは行かなくなった。父が犯人となり逮捕されるかもと思ったが、
不倫する父など逮捕されればいいとも思った。
怖くてニュースは見られなかった。怯え続けて数か月、母から父が寂しがっているから
一緒に会いに行こうと言われた。迷ったけれど、やっぱりあの女の事が気になり、
母と一緒に父の部屋に行った。
父は以前と変わらず、元気そうだった。
もしかしたら、あの日のことは夢だったのかもしれないと思った。
そろそろ帰るかという頃、私は寝室を覗き込んだ。
寝室の窓から光が、夕日が差し込んでいた。
おかしい、あの時は確か寝室には朝日が差し込んでいたはず。
そこで私は、全く別の部屋の、父とは何の関係もない女性を殺してしまったことに気づき、戦慄したのだった。
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