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照れて光りだすまでずっと星を一途に見つめていよう」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
とある男に宛てた娘の手紙をこっそり開いたカメオ。
封筒の中には娘が描いたプレゼントの絵が入っていた。
絵に込められた想いにやるせなさを感じたカメオは、
迷った結果、男の代わりに星の絵を娘へ贈ることにした。

一体なぜ?
[霜ばしら]

【ウミガメ】19年08月21日 19:19

星に願いを……どうか、あなたの想いが届きますように

解説を見る
クリスマスプレゼントは、何がほしいかな?
サンタさんに手紙を書いたら、パパがサンタさんに届けるからね」

そう言って手に入れたサンタさんへの手紙
外国人のサンタさんにもわかるようにと思ったのだろう。
ほしいものは絵で描かれていた

ポニーテールに青いリボンをつけた茶髪の女性の絵。
それは、去年亡くなった妻のカメコだった。

母を恋しがる娘が不憫でしょうがない。
だが、娘のほしいものは、もう一生手に入らないものだ。

娘に何と言ったら良いのだろうか。
一体、何を贈ったら良いのか。

娘を悲しませたくないカメオは苦悩した。



クリスマスの朝。
プレゼントを開けた娘のウミコは、不思議そうに首を傾げた。
靴下に入っていたプレゼントは1台のスマートフォンで、
娘がほしかったものとは全然違うものだったからだ。

「ほら、ウミコ。サンタさんのお手紙もあるよ」

「これ、えいご?パパよんで」

「なになに…、『ウミコちゃんのママはお星さまになってお空で暮らしているんだよ。
ウミコちゃんとパパの幸せを願って、いつも見守ってくれているんだ。』」

「ママあえないの?」

「いや、まだ続きがある。
ママに会いたくなった時のおまじないを教えてあげよう。
スマートフォンの中に星の絵があるのがわかるかな?』
…スマホか、おっ…これかな?」

カメオは、プレゼントのスマホ画面をカメコに見せた。
ホーム画面に、黒い星の絵がある。

「『この星を10秒見つめてごらん。星の周りが光ってきたらママが現れた合図だ。
壁の所に星が光ってるのが見えるかな?それが君のママだよ』」

ウミコは、言われた通りに星を見つめた。

「あ、おほしさまいた!ママ?」

「うん、ママきれいだね」

「あ、きえちゃった…」

夢中になって何度も星を見るウミコに、カメオが声をかける。

「すっごく疲れちゃうから、ママはあんまり長く居られないんだって。
だから1日5回までしか呼んじゃダメだって書いてあるよ」

「えー…」

「ママが疲れちゃったら可哀想だよね。お約束守れるかな?」

「…うん」

ウミコは頷いて、ほのかに温かいスマホをきゅっと抱きしめた。
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