シンデレラは、とてもきれいな優しい娘でした。
しかし、小さいころに実のお母さんが亡くなってしまいました。
そして、新しいお母さんと二人のお姉さんができましたが、三人はとても意地悪で、シンデレラをいつもいじめていました。

（中略）

シンデレラがおそるおそるガラスのくつをはくと、それはシンデレラにぴったりでした。
「おお！　なんということだ！　この娘こそ、王子様の探していた娘だ！」


使いのその言葉を聞いたあと、シンデレラは黙り込んでしまいました。
シンデレラは、しばらく、とても悲しそうな、いまにも泣きそうな顔をしていました。
が、突然笑顔になってこう言いました。
「ええ、そうなのです。もう片方のくつも、私は持っています。」

シンデレラになにがあったのでしょうか？