ある男が、よく当たると評判の占い師のもとへ出かけた。
と言うのも、男はその手のオカルト的なものを全く信じておらず、そんなインチキで金を稼いでいるようなヤツならとっちめてやろうと思ったのである。ただ、彼も心のどこかでは信じたいと思っている自分を感じていた。
仰々しい天幕に着くと、彼はその中に入り、これまた仰々しい格好をしている占い師に話しかけた。
二言三言はなすと、占い師は言った。
「あなた、誕生日は?」
「██████」
「そう、あなた、蟹座ね」
「......?」
それだけ言われた男は拍子抜けた顔で天幕を後にした。なんだ、大したことないじゃないか。
暫くして、彼は恐怖することになる。何故か?
と言うのも、男はその手のオカルト的なものを全く信じておらず、そんなインチキで金を稼いでいるようなヤツならとっちめてやろうと思ったのである。ただ、彼も心のどこかでは信じたいと思っている自分を感じていた。
仰々しい天幕に着くと、彼はその中に入り、これまた仰々しい格好をしている占い師に話しかけた。
二言三言はなすと、占い師は言った。
「あなた、誕生日は?」
「██████」
「そう、あなた、蟹座ね」
「......?」
それだけ言われた男は拍子抜けた顔で天幕を後にした。なんだ、大したことないじゃないか。
暫くして、彼は恐怖することになる。何故か?
19年07月29日 15:16
[めめんとさん]
【ウミガメ】
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