カメオの母はちょっと心配症。
小学生のカメオが寝た頃、よくそっと襖を開けては枕元まで来て、カメオがよく眠っていることを確認するのだ。
実を言うとカメオは母の体重で畳が沈む感覚で目が覚めてしまうことも多々あった。しかし母が自分を起こしてしまったと困ってしまわないよう、寝たふりを続けているうちに再び深い眠りにつくのであった。

ある夜。
いつもの畳の沈む感覚で目を覚ましたカメオ。いつも通り寝たふりをしていようと思ったが、その日はそれ以降なかなか眠れなくなってしまった。なぜだろう？