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念願叶って、カメオは憧れのカメコちゃんとデートをすることになった。

デート当日。
カメオの恋を応援していたウミオは、こっそり後をつけて2人の様子を見守っていた。
奥手な2人の距離はつかず離れず、会話も当たり障りがなくたどたどしい。
見ているウミオも(じれってぇな……)とヤキモキするほどだった。

「あら、きれいな花」
そんな不自然な沈黙に耐えられなくなったのか、カメコは花を見つけるとカメオから視線をそらした。
カメコが花にふれようとしたその瞬間、不意にカメオはカメコの手を握った。
少し遅れてカメコも握り返した。
カメオの顔は真っ赤だ。

(頑張れ、カメオ!)
ウミオは力強くカメオを応援しながら、なぜか2人のもとへと走っていってしまった。

ウミオはなぜ、突然お邪魔虫になったのだろう?
19年02月01日 17:09 [koto]
【ウミガメ】
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