「本当によく似ている」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
愛する娘を交通事故で亡くした男。
悲しみに暮れていた頃、偶然、娘にそっくりの顔をした幼い少女を見かけ、思わず連れ去ってしまう。
誘拐した少女を、男は失った娘の代わりとでもいうように大切に育て、
10年後のある日、殺した。
何故?
解説を見る
その日は少女の誕生日だった。
「ケーキを用意してあるから、待っておいで。」
そう言って男は少女を部屋に残し出ていった。
ところが、随分待っても男は帰ってこない。
気になって部屋の外へ様子を見にきた少女は、見たこともない階段が地下へと続いているのを発見する。
地下は冷凍室だった。
そこに安置された一つの「棺」。
男はその前に佇んでいた。
「痛ましい事故だったよ。可哀想に、身体もバラバラになって......。何とかかき集めて、元通りにくっつけたんだが......」
棺の中に横たわる継ぎ接ぎの遺体には、頭部がなかった。
「どんなに探しても、頭だけ見つからなかったんだ」
「君を見つけた時は本当に驚いた。何せ、娘の小さい頃に瓜二つだったからね」
「大切に育てれば、きっとそっくりに成長するだろうと思ったんだ」
「君は今日で18歳。ちょうど娘の死んだ年と同じだ。......本当によく似ている。いや、その顔はもはや娘そのものと言っていい......!」
男の手には包丁が握られていた。
微笑みを浮かべながら、ゆっくりと少女に近付く。
「10年前、君を連れて来てよかった。これでやっと、娘をきれいな姿で送ってやれる」
男は少女の首を切り落とし、娘の遺体とともに棺に納めた。
答. 事故で頭部のない遺体となった娘を可哀想に思い、
娘の幼い頃にそっくりな顔の少女を娘と同じ歳まで育てて
その頭部を娘のものとして葬ろうと思ったから。
物語:1票
物語部門
米国GI>>
説得力のあるWhy done itでした。