……全て、終わらせたはずだった。
カメオの頬を、汗が伝う。
敵──アレを友などと呼ぶ巫山戯た奴等もいたな──は全て片付けた、そうだ、そのはずだったのに。
目の前にある、ラテオの書きかけの日記が。
そうではなかったのだと、まだ全て終わってなんかいなかったのだと。
カメオに、残酷な事実を告げていた。
カメオの頬を、汗が伝う。
敵──アレを友などと呼ぶ巫山戯た奴等もいたな──は全て片付けた、そうだ、そのはずだったのに。
目の前にある、ラテオの書きかけの日記が。
そうではなかったのだと、まだ全て終わってなんかいなかったのだと。
カメオに、残酷な事実を告げていた。

トリック部門
物語部門
納得感部門
良質部門