カメオとヘビオはいつもいがみ合っていた。

どちらが女と付き合うか揉めたり
相手の食べるものにわざわざ大量の唐辛子を入れたり
まるで嫌がらせのような事をお互いしてきた。

しかし今日はいつもとは何かが違う。二人は屋上でお互いを叩きあっていた。
しばらくするといつもは憎たらしいくらい余裕のあるヘビオは今日は珍しく弱弱しい顔を見せている。
追い詰められた様子で足元はおぼつかず、ふらふらとしていた。
それに比べてカメオはゆがんだ笑みを浮かべていた。
ヘビオは『やめろ！』とカメオに静止するよう懇願するがカメオは全くそれを気にしていない。
むしろ嫌がるヘビオに対し手を強く前に突き出した。するとヘビオの体が一瞬宙にフワっと浮いた。

『あっ・・・』

重力に逆らえずヘビオの体は背中から強くたたき付けられた。
カメオは自分がしてしまった事の重大さに気がつき、あわててその場を立ち去った。

その後カメオは警察に捕まるのだが警察が言うにはカメオが犯してしまった罪は2つあるのだという。
カメオが犯してしまった2つの罪とは何だろう？