下の２つの書物は、とある国の本の抜粋である。

書物１
『錬金術は、当初は様々なものを金に変換しようとする試みをいったが、時代が経過すると、金に限らず多様な物質へ変換する試みを指すようになった。錬金術で何かを生成する際、変換後の物質は変換前の物質と等価なものとなる。
　賢者の石は奇跡を起こす。これを用いて錬金術を行う場合、低価なものを高価なものに変換させることができる。』

書物２
『もともと我が国は小さな田舎国家に過ぎなかった。我が国が発展できたのは、賢者の石のおかげである。未知なる地で賢者の石を求めたために、血が流されたこともあったが、大きなる犠牲を払っても手に入れる価値のあるものであった。今でも、賢者の石を用いた錬金術が行われ、我々の生活の糧と、大いなる富が生み出されている。』

書物２で、「未知なる地で賢者の石を求めたために、血が流されたこともあった」とあるが、なぜか。