(今、23人いるよ)
いらっしゃいませ。ゲスト様 ログイン 新規登録
見えないモノを見ようとして」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
 途中から予報外れの雨が降り始めたにもかかわらず、カメオは天体望遠鏡を覗き続けた。

 一体なぜ?
[倉太]

【ウミガメ】18年11月02日 18:19

始めようか 天体観測

解説を見る
 その日はカメオ少年にとって、人生で一番の誕生日になった。
 ずっと欲しかった天体望遠鏡を、お父さんに買ってもらったからだ。
「さっそく使ってみる! どうやって組み立てるんだろ……」
 お父さんの手を借りながら、望遠鏡を組み立て、ベランダに置く。
 しかし……その日は生憎の曇りだった。
「星、見えないね……」
「そうだな……」
 もう遅いし寝なさい、とお母さんが声を掛ける。それでもカメオは、望遠鏡から目を離さなかった。いや、目を離せなかった。予報外れの雨が降ってきても。
「もうちょっと……今ね、すっごく嬉しいの」
 お父さんとお母さんは、顔を見合わせて肩をすくめた。
 カメオ少年の瞳は、真っ暗な空に輝く星々のように、眩しく輝いていた。



A、カメオは天体望遠鏡を買ってもらったことが嬉しくて、早く使いたい気持ちから、何も見えなくても天体望遠鏡を覗き続けた。

※カメオにとって見える景色は重要ではなく、望遠鏡を覗くという行為自体が憧れであり意味があった、という観点から、はい/いいえを判断しました。
全体評価で良質部門
トリック部門
物語部門
納得部門