(今、19人いるよ)談話室
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杏子 -The Freak-」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
近所に住む世話好きの叔母が持ってきた縁談で得た伴侶、杏子。
四十過ぎで初婚の俺には勿体ない、よくできた女だった。

新婚早々のある日、ふと、夜中に目が醒めると杏子がいない。
今思えば虫の知らせか、何かが気になり俺はベッドを抜けた。
僅かに漏れた光を頼りに杏子の部屋にたどり着き、覗いてみると、

そこにいたのは異形の怪物。

それから先の記憶は無い。気づけば叔母の家に逃げ込んでいた。
『どうせ信じてもらえない。見間違えだと一蹴される』
頭では理解しながらも、叔母に伝えずにはいられなかった。
もうあの家には戻れない。夜が明けたら実家に逃げ帰る。

しかし――
「見間違え」だと一蹴される方が遥かに良かった。
叔母が恐ろしい形相で、恐ろしい事実を俺に告げたのだ。

実家の両親も既に異形の怪物と化している事を知った俺は、
どこにも逃げ場は無いと悟り絶望した。



一体、この世界で何が起こっているのだろう?
[米国GI]

【ウミガメ】26年08月15日 20:56
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とある昼下がり。叔母に呼び出された与太郎。
待っていたのは料理とお酒と縁談話。

「与太郎、聞いてるのかい? だから一つだけ問題があるのよ。
 このお嬢さん、夜中に時々首が伸びるのよ。ろくろ首ってやつ」

「ん~? それよりもう一杯。夜中がどしたって?
 俺は夜寝てるよ?一度寝たら起きな……zzz」

「ほんと、だらしない子ね。だから四十過ぎても独り身なのよ
 こら、座敷で寝ない。話を聞きなさい、困った子ねぇ……」


何はともあれ、叔母の紹介でお見合いをして嫁をもらった与太郎。
環境が変わったせいなのか、珍しくある晩夜中に目を覚ます。

嫁がいない事に気付き家の中を探してると――見てしまう。
仰天した与太郎は、ほうほうの体で近所の叔母宅へ逃げ込んだ。

「おばばばばばば」あせって呂律が回らない。

「なんだい与太郎。お化けでもでたのかい?」

「違うよ、いや違わない、いや違う。おばさん!」

与太郎は一部始終を叔母さんにまくしたて……

「与太郎、だから言ったろ。あの子はろくろ首だって。
 他はどこも人間と変わりゃしないよ、できた娘さんだよ」

「知らない! 聞いてない! 怖いからもう実家に帰る!」

聞く耳持たない与太郎に、呆れた叔母がピシャリと叱る。

「人の話を聞きなさい! 実家に帰るなんて許しません!!
 あんたの両親だって、生きてるうちに初孫が拝めそうだと、
 首を長くして待ってるんだから」

「なんだって!? それじゃ実家にも帰れねぇ!」



[元ネタ・落語 ろくろ首(オリジナル改変版)]
良質:3票
全体評価で良質部門
虚空[ひとことGood]>>ユーモア部門が欲しいです。それくらい面白い。
トリック部門
物語部門
納得部門