ここは、30世紀の日本。
科学とコンピュータ技術が大きく発展し、人々はとある『アプリ』でコンピューターと心が繋がることができる未来だ。
パフォーマーであるカメオは渋谷のスクランブル交差点のビジョンを利用したイベント企画し、『サプライズがある』と大々的に告知を行った。
イベント当日、スクランブル交差点のビジョンには音楽と連動したムービーパフォーマンスが行われた。
そして、クライマックスにはフラッシュモブがサプライズで行われ、そこにはスクランブル交差点が埋め尽くされるほどの多くの人がダンスを行い、フラッシュモブらしく静かにイベントは終わった。
イベントが終わったことを見届け、カメオは警察に自首をした。
その後カメオはコンピュータ史に名前を残すことになるのだが、一体カメオの身に何が起こったのだろうか?
SPをダニーさんにしていただきました。とっても感謝です!
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『アプリ』から新しいアプリへの切り替えを促す為に、多くの人々にハッキングをするという犯罪行為をした為、自首をした。
結果としてカメオは逮捕されたが、アプリの脆弱性を見つけた事とアプリの切り替えを急速に行うきっかけを作り、セキュリティ向上の立役者としてコンピューター史に名前を残す人となった。
ここは、30世紀の日本。
科学とコンピュータ技術が大きく発展し、人々はとある『アプリ』でコンピューターと心が繋がることのできる未来だ。
しかし、この『アプリ』には脆弱性があり、『このアプリにハッキングして心や身体を外部から操ってしまう可能性』があったのだ。
この問題に対して、ACM (コンピューターの世界で最も権威と規模のある学会)では十分にセキュリティ対策を施された新しい規格である新アプリが発表され、世界中でこの新アプリへの切り替えが推奨されていた。
カメオはパフォーマーだが、同時に天才的なプログラマーでもあり、
『アプリで人を操るハッキング方法』を世界で最初に見つけてしまったのだ。
カメオはすぐにACMにハッキング方法を発表してアプリの切り替えを促した。
実は現代でも、セキュリティを向上させる手法の一つとして、「攻撃手法を敢えて公開する事で、世界中のセキュリティーが急ピッチで、その攻撃を防ぐより強いセキュリティーに切り替えるため、世界中のセキュリティーがすごい速さで向上する」というのがあるのだ。
カメオの発表でアプリの切り替えは急速に行われると期待されてた。
しかし、費用や新規格への対応などで切り替えは中々進んでいなかった。
もしも、もたもたしてる間に悪意ある天才が、アプリのコンピューターウイルスを開発してしまったら……。
カメオはそうなる前にアプリを切り替えさせる為に劇薬の様なものが必要だと思い、一つの計画を立てた。
アプリを利用して人々を操ってフラッシュモブに参加させ、今すぐにでも切り替えを行わないと危険な状況であると周知させるために。
現代でも、他人のコンピューターにハッキングをするのは罪だが、カメオがこのイベントで人々を操れば、規模の大きさから重罪になるのは明らかであった。
それでもカメオは自分が見つけた方法を誰かに悪用されてしまう前に使えなくするべきだと考えた。
イベント当日、スクランブル交差点では音楽と連動したムービーパフォーマンスが行われた。
そして、フラッシュモブのサプライズが行われる。
歩行者信号が青になって再び赤に変わるまでの僅か37秒。
そこにはスクランブル交差点が埋め尽くされるほどの多くの人が操られてダンスを行い、静かに歩道に戻っていった。
その後操られた人々はビジョンの一文を見つけた。
「⚠️『アプリ』にはバグがあり、利用者の心や身体を外部から操る可能性があります。すぐに利用を停止するか、新アプリへの切り替えを行ってください。」
カメオは心を操って混乱を起こさない様にし、スクランブル交差点のイベントは何事もなかったかの様に静かに終わった。
イベントが計画通りに安全に終えれたのを見届けた後、カメオは警察に自首をした。
結果としてカメオは逮捕されたが、アプリの脆弱性を見つけた事と、アプリの切り替えを急速に行うきっかけを作り、セキュリティを向上させた出来事の立役者としてコンピューター史に名前を残す人となった。
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