「トントン、トントン」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
ある夫婦と一人息子は、樹木を長年大切に育てていた。
しかし、息子は大人になると育った樹木を切り倒し、幼少期から過ごした地を旅立ってしまった。なぜか。
解説を見る
▽解説
「じゃあ、行ってくるよ。父さん。母さん。
きょうは海も凪いでいる。
この船で人のいる陸地まで漕ぎ出して、助けを呼んでくるよ。
なあに母さん、心配はいらないよ。
みんなで大事に育てた樹で造った船だ。
無事に人里にたどり着いてみせるさ。
父さん、こんなに食料を確保してくれてありがとう。
故郷に戻れたら、またみんなで美味しい料理を食べようね。
父さん、母さん。
白髪になるまで、シワが深くなるまで。
大切に育ててくれてありがとう。
『僕たち』、行ってきます」
▽解説の解説
無人島に流れ着いた夫婦とその息子は、島に木材となりうる若い樹木が生えているのを見つけた。
一家は樹を育て、船にすることで島を脱出しようと試みた。
長い年月が経ち、樹木は木材として十分な大きさに育った。
しかし、その間に夫婦は高齢となり、自力での脱出は困難になってしまった。
その間に大人となった息子は両親の思いを汲み、伐採した木から作った船で救助を呼びに旅立った。
納得:1票