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夜遅く、自室のパソコンの前に座る男。
画面の向こうの彼女と、楽しそうに言葉を交わしていた。
だが、あるものが落ちた瞬間。
男は、自分の本当の気持ちを自覚した。
この気持ちが恋のとき、落ちたものとは?
※理由も添えてお答えください。
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真相
落ちたものは「雷」。
それによる停電で暗転したモニターに、落雷の光に照らされた「自分の締まりのない笑顔」が映り込む。彼女と話すときに自分がそんな表情をしていた事実を突きつけられ、男は自分が恋に落ちていたことを知った。
解説
夜遅く、男は自室のパソコンの前で、画面の向こうの彼女と話をしていた。
凄まじい光と轟音が世界を震わせ、近くに雷が落ちる。
だが、そのとき男の胸を貫いていたのは、その落雷とは全く別の、巨大な衝撃だった。
部屋の灯りはすべて消え、給電の途絶えたモニターはただの黒い鏡へと変わる。
落雷の残光にパッと照らされ、画面に映し出されたもの。
それは、これまでの人生で一度も見たことのない、ひどく甘く弛(ゆる)んだ自分の顔だった。
鏡の前でつくる笑顔とも違う、その女性の前でだけ、自然と零れ落ちていた表情。
彼女と話している最中には、決して自覚することのなかったその顔と、暗転した画面の中で見つめ合いながら、男は自分の本当の気持ちを悟った。
物語:2票