開店の日から今日まで、その猫はずっと店と共に居た。
いい時も悪い時もただ黙ってじっと店を見守り続けてきた…
馴染みの客を送り出すと店主は、いつもの場所、レジ横に座るその猫に話し掛けた。
「終わったぞ。これでついにこの店も終いだ。なあ。まあ、よくやったよ。しけた客しか来ねえこんなしけた店だけどよ。…おい、最後になんか食わせてやろうか?味はともかく品数だけは一丁前だぜ、この店は。なあ。好きなもん選べや。なんてな。はは」
そう言って店主が品書きだらけの薄汚れた店内を振り返ると、猫がにゃあと一声鳴いた。
その時、店主が心底驚いたようにげっとのけぞったのはなぜか?
いい時も悪い時もただ黙ってじっと店を見守り続けてきた…
馴染みの客を送り出すと店主は、いつもの場所、レジ横に座るその猫に話し掛けた。
「終わったぞ。これでついにこの店も終いだ。なあ。まあ、よくやったよ。しけた客しか来ねえこんなしけた店だけどよ。…おい、最後になんか食わせてやろうか?味はともかく品数だけは一丁前だぜ、この店は。なあ。好きなもん選べや。なんてな。はは」
そう言って店主が品書きだらけの薄汚れた店内を振り返ると、猫がにゃあと一声鳴いた。
その時、店主が心底驚いたようにげっとのけぞったのはなぜか?


そんな所にいたのか
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