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揺れるマリーゴールド」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
「なんでこんな大事な日に寝坊すんだよ!」
「しょうがないじゃん、目覚まし鳴らなかったんだから」
「そんなんで向こうでちゃんとやってけるのかよ!」
「はいはいお説教はいいからしっかり漕ぐ!いそげー!」

始発の電車で幼馴染の鼠屋敷さんが都会に旅立っていく。

離小島君は自転車の後ろに鼠屋敷さんを乗せて全力で駅に向かい、なんとか始発の時間に間に合うことができた。

駅には離小島君の他にも同級生たちが見送りに来ていた。

電車に乗り込んだ鼠屋敷さんに、めいめいがお別れや励ましの言葉を投げかける。
しかし無情にも電車のドアは閉まり、鼠屋敷さんを乗せて走り出していった。

離小島君はその寂しさで涙が溢れてきた。

その泣き顔をみんなに見られないようにするために鼠屋敷さんからもらった手紙を頭の上に載せたのはなぜ?
[ダニー]

【ウミガメ】25年12月11日 22:00
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「なんでこんな大事な日に寝坊すんだよ!」
(本当は寝坊なんかしてないんだけど)
「しょうがないじゃん、目覚まし鳴らなかったんだから」
(あんたからもらった目覚まし、超うるさいんだもん)
「そんなんで向こうでちゃんとやってけるのかよ!」
(それはちょっと不安、だな)
「はいはいお説教はいいからしっかり漕ぐ!いそげー!」
(急いでほしく、ないな…)

自転車で2人乗りの最中、鼠屋敷さんは離小島君が着ているパーカーのフードの中にこっそりと手紙を入れた。
面と向かって渡す勇気がなかったからだ。

そんなことをされているとはつゆ知らず、離小島君は全力で自転車を漕ぎ、なんとか始発の時間に間に合わせた。

「元気で、やれよ」
電車に乗り込んだ鼠屋敷さんにぶっきらぼうに声をかける離小島君。
離小島君の言葉に頷いたところで電車のドアが閉まった。

電車はゆっくりと動き出し、鼠屋敷さんの姿はどんどんと小さくなっていく。

離小島君は目に涙が溜まっていることに気づいた。
(あれ?俺、なんで…?)
こんな顔、クラスのみんなに見られたくない。
そう思った離小島君は咄嗟にパーカーのフードを目深に被った。

そこで初めて自分の頭の上に何かが載っていることに気づいたのであった。
トリック:2票物語:4票納得:2票良質:3票
全体評価で良質部門
mintadel>>コメントなし
トリック部門
アカシアン>>物語に乗せてトリックを仕込むのがスマート!
crc-556>>コメントなし
物語部門
crc-556>>コメントなし
猪碁>>コメントなし
mintadel>>コメントなし
ほずみ[ますか?]>>コメントなし
納得部門
crc-556>>コメントなし