臆病で内気な鼠屋敷さん。
「…彼女に、してください」
勇気を出し震える声で離小島君に自分の思いを伝えたのは、離小島君が知らない女性とデートしているのを目撃し、その女性と離小島君が付き合っていると確信を持ったからである。
一体どういうことだろう?
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「鼠屋敷さんはおとなしいんだね」
そう言いながら鼠屋敷さんの頭を優しく撫でる離小島君。
「そういうことは…彼女に、してください」
勇気を出し震える声でそう伝えて、頭を撫でる手を拒絶した鼠屋敷さん。
「私見たんです。あなたが他の女性と仲良さそうに手を繋いで歩いているのを」
「あ、あれは、えーあれだよあれ!姉貴だよ、昨日は姉貴と一緒にいたんだ」
「あの雰囲気が兄弟間のものでないのは恋愛に疎い私でもわかります」
「ていうか鼠屋敷さん、なんで昨日俺のこと見つけちゃってんの?なんかストーカーっぽくない?」
「・・・なんです」
「え?なになに?聞こえなーい?」
「私、魚人空手黒帯なんです」
「え?ぎょじんからてって…」
「五千枚瓦…」
「な…」
「正拳突き!!!」
「にーーー!!!」
「魚人空手は水中でこそその真価を発揮する… ここが陸でよかったなクズ男よ」
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異邦人>>
「…」のトリックをトリック本位にさせない設定と、シンプルになんでやねん。好きです。