ここ数週間、清原家の長男・ケイに異変が生じていた。
夜中、鳥が現れてくちばしで突かれたとか、寝室にある本やカバンが空を飛んでいたとか、
わけのわからないことを言っては毎朝のように泣いていて、
そして実際、朝になると部屋の物が動いていたり、ケイの足に何かで突かれたような痕跡があるのだ。
ケイの母・ナオは苦肉の策として、お札を買ってきて家中に貼り、夜の寝室にビデオカメラを設置し撮影を試みた。
そしてその夜、ケイを寝かせた後、ナオは夫のシュウジと、霊能者に家に来てもらってお祓いをしてもらうかどうかについて話し合った。
翌日。夜中に撮影した寝室の映像をチェックしていたナオ。
ケイを寝かせた後、隣室で夫婦でお祓いの話をしているタイミングで。
「や め ろ」
という声が映像から聞こえてきた。
飛び上がるほど驚いたナオが、「何今の? ケイが寝言を言ったの?!」と狼狽えると、
ケイは「これは寝言だよ」と答えた。
だがこの時。
ナオは
「や め ろ」
という音声が、ケイの寝言によるものではないと推察した。
なぜか。
夜中、鳥が現れてくちばしで突かれたとか、寝室にある本やカバンが空を飛んでいたとか、
わけのわからないことを言っては毎朝のように泣いていて、
そして実際、朝になると部屋の物が動いていたり、ケイの足に何かで突かれたような痕跡があるのだ。
ケイの母・ナオは苦肉の策として、お札を買ってきて家中に貼り、夜の寝室にビデオカメラを設置し撮影を試みた。
そしてその夜、ケイを寝かせた後、ナオは夫のシュウジと、霊能者に家に来てもらってお祓いをしてもらうかどうかについて話し合った。
翌日。夜中に撮影した寝室の映像をチェックしていたナオ。
ケイを寝かせた後、隣室で夫婦でお祓いの話をしているタイミングで。
「や め ろ」
という声が映像から聞こえてきた。
飛び上がるほど驚いたナオが、「何今の? ケイが寝言を言ったの?!」と狼狽えると、
ケイは「これは寝言だよ」と答えた。
だがこの時。
ナオは
「や め ろ」
という音声が、ケイの寝言によるものではないと推察した。
なぜか。

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