カメオは鉄の斧を泉に落としてしまった。
すると、泉から斧を持った女が現れた。
カメオは言った。
「俺が落としたのは、鉄の斧だけです。」
すると、カメオは鉄の斧を返してもらえなかった。
なぜだろう?
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正解 これから女が鉄の斧を使うから
解説
カメオは、不倫相手であるカメコから執拗に結婚を迫られ、ついに耐えきれず、彼女の命を奪ってしまった。
そして、カメコの冷たくなった体と、犯行に使った鉄の斧を、山奥の泉に沈めた。
すべてを隠し終え、帰ろうとして泉に背を向けたその瞬間、背後から声が聞こえた気がした。
「落とした…」
気のせいかと思いつつ振り返ると、泉から鉄の斧を持った女が姿を現した。
驚いたカメオは、慌てふためいて叫んだ。
「俺が落としたのは鉄の斧だけです!何も…何も知らない!」
しかし、泉から現れた女の顔を見たカメオは、息を呑んだ。
その女はカメコだった。そこにカメコが冷たく無表情に立っていたのだ。
そして、それだけでは終わらなかった。
カメコの目はゆっくりと開かれ、真っ黒な瞳がカメオを見据えたかと思うと、口元が不気味に引きつり、笑みとも悲しみともつかない表情へと変わっていく。
そしてカメコは、血に染まった鉄の斧を握りしめ、少しずつカメオに向かって歩み寄ってくる。
カメオは震えながら後ずさるが、足がすくんで一歩も動けない。
カメコの足音は、カメオの鼓動と重なるように徐々に近づき、目の前で低く囁いた。
「愛してたわ…カメオ。あなたも、私の苦しみを味わってね。」
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