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一面が蓋になっている正立方体の箱。
田中は蓋を開けて中に何もないことを観客に確認させた後に蓋を閉めた。
「この何も入ってない箱から鳩が出てきます」
3! 2! 1!
カウントの後に田中が蓋を開けると箱から鳩が飛び出してきた。
田中は死ぬほどびっくりした。
一体なぜ?
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一言解説
(偽)テレポーテーション装置の箱から、遠くの手紙を持った伝書鳩が飛び出すという実演をし、テレポーテーション装置を売りつける詐欺を試みていた田中
しかし、持っているはずの手紙を持っていない鳩が飛び出てきので、びっくりしたから。
(これじゃテレポーテーション装置が偽物だとバレかねない…)
長い解説
手紙を運ぶのは伝書鳩が主流だったころ。
詐欺師の田中は、新たな手紙を運ぶ方法として、テレポーテーション装置を開発した!と嘘をつき、それを売って大もうけしようと画策していた。
遠く離れたところにもある立方体形の装置に入れたら、一瞬で伝書鳩ごとこの装置まで運ぶことができる、と謳い文句を並べる。
しかも、どれだけ離れていても関係なし! と。
かなり高価なので街に一台設置し、そこからは家までは鳩に運んでもらう。そういうつもり。
さて、街の中心部で皆の注目を浴びる中、田中はテレポーテーション装置を実演する、と豪語していた。
「もう一つこの機械を設置している○○街まで文通したい人はいますか!今なら1往復無料で送信してあげましょう!!」
と言うと、続々と観客から手が上がる。
「じゃあそこのあなた! 今から手紙を書いていただいても?」
と指さしたのは、予め雇っておいたサクラ。
「○○街にいる夫に、子供ができたことを知らせたくて…」
「お安いご用です。これで手紙を書いて、書けたら渡してください、そうそう、至急返事をするよう書くのを忘れずに!」
そうして手紙をもらい、田中は鳩の脚にくくりつけてテレポーテーション装置に入れた。
「今から○○街にあるもう一つのテレポーテーション装置にこの手紙を入れて、この方の手紙を届けて差上げましょう!
○○街にも私の仲間がいるので、返事がきたら向こうのテレポーテーション装置を使ってこっちに届くようになってます!」
そのまま伝書鳩ごと手紙を入れ、蓋をしたあと(偽)テレポーテーション装置の電源を入れる。
「皆様見て下さいね! 今から鳩が一瞬で○○街に向かいます! 3!2!1!」
と声を上げてボタンを押し、蓋を開けるとそこには何もない。
実際は後ろから鳩を回収しただけなのだが、そうとは知らない観客は驚きの声を上げる。
「驚くのはまだ早いです! すぐに返事が来るはずです。この赤いランプが点灯したら、○○街からこちらに返事が来る合図です。
それまで少々お待ちください!」
15分後、赤いランプが点灯する。
「皆さん、お待たせしました!! 今○○街の、この方の夫から手紙が届いたというランプが光りました!
ちなみに、まだこの箱の中には何も入ってません、私がこのボタンを押したら、○○街からの伝書鳩が届きます!」
そういって観客に中を見せた後蓋を閉じた。
「今から、この何も入ってない箱から鳩が出てきます
瞬き厳禁ですよ…!」
(こっそり裏から、夫からの手紙をくくりつけた別の鳩を
「3!2!1!」
蓋を開けると、見事鳩が飛び出てきた。
「見て下さい! これが○○街から届いた鳩です」
…しかしよく見ると、その足に手紙がくくりつけられていない。
箱の中に落としてしまったのか、焦って探してもない。
やばい! 裏方がミスったのか! このままだと詐欺がバレるかも!?
田中は死ぬほどびっくりして焦りまくった。
※想定では出てきた伝書鳩の手紙をサクラに見てもらい、この字は夫のもので間違いない! すごい! と騒ぎ立てる予定だった
物語:1票