あるマンションの一室で、一人の男の死体が見つかった。
男は椅子の背にもたれた状態で事切れていた。
だらりと下がった右腕の先には一丁の拳銃が落ちており、死体の右こめかみの銃創はその拳銃から発射された弾丸によるものであることが後の調べで判っている。
銃に残された指紋は男のものだけ、そして男の右手指からは硝煙反応が検出された。
傍らのデスクには男の自筆で書かれた遺書が置かれてある。
発見時、室内には死体となった男以外に誰もおらず、全ての窓とドアは内側から施錠されていた…
こうした状況にありながら警察は、これが自殺である可能性は極めて低く、殺人の線が本筋と見て捜査を開始した。
いったい何故か?
男は椅子の背にもたれた状態で事切れていた。
だらりと下がった右腕の先には一丁の拳銃が落ちており、死体の右こめかみの銃創はその拳銃から発射された弾丸によるものであることが後の調べで判っている。
銃に残された指紋は男のものだけ、そして男の右手指からは硝煙反応が検出された。
傍らのデスクには男の自筆で書かれた遺書が置かれてある。
発見時、室内には死体となった男以外に誰もおらず、全ての窓とドアは内側から施錠されていた…
こうした状況にありながら警察は、これが自殺である可能性は極めて低く、殺人の線が本筋と見て捜査を開始した。
いったい何故か?
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