膀胱の限界を感じ、トイレとは反対方向にゆっくりと歩いていく田中。
では、田中がその日食べた間食は何だろうか?
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A.ポップコーン
小学4年生の田中カメオ(9)は昼に家族とホラー映画を観ながらポップコーンを食べていた。
その夜更け、コーラの飲み過ぎのせいか尿意に耐え切れずごそごそと起き出した田中カメオは廊下の寒気を感じながら背筋に何かが這ったような感覚を覚える。
昼間に見た映画のワンシーンが忘れられない。真っ暗な廊下をひたひたと歩く女、水を滴らせながら顔の見えなくなるほど長い髪を眼前に垂らしゆっくりと近付いてくる……あの女の姿が。
恐怖に慄いたカメオは、身を屈め最大限膀胱の限界に耐えられるような体制をとりながら静かに、両親の眠る部屋へと廊下を歩き始めた。
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