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食葬のある村」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
食葬文化のある名もなき小さな村。
この村人達の平均寿命が短いのはなぜ?
食葬文化がある理由も踏まえて答えて欲しい。

※食葬とは、亡くなった人を食することで弔う葬儀方法であるが、この人肉はきちんと処理されており食葬による病気は発生しないものとする。
※要知識
[ベルン]

【ウミガメ】23年11月29日 19:56

BS問題の一案「カニバリ」です

解説を見る
簡易解説
無人島に漂流した人々の子孫により構成される村。(漂流した当初食糧の入手が困難で「食葬」という名目の下に食糧を確保するために行われ、慣習化された)
その子孫達はいわゆる近親相姦により産まれた子供たち。
すなわち、なんらかの障害を持っていたり免疫力が低い状態で産まれてくる確率が高いため、平均寿命が短かった。





解説
船が沈没し、そこに乗っていた50名近くの人々は、何とか近くに見つけた島に向かい泳いでいった。
上陸したところ、そこは未開の地で、無人島だった。
半径10kmほどの小さな島で人々達は必死に生活をしていたが、やはり食糧の確保と身の安全を守るのは難しく、ある日、一人が亡くなった。

誰かが言った。
「今日はウミガメが取れたから、みんなでウミガメのスープを飲もう」

皆は薄々気付いていた。
それが亡くなった人の肉であると。

しかし、久しぶりの肉。

誰もが罪悪感を覚えながらもスープを飲んだ。

美味しかった。

誰かが泣きながら食べていた。
誰かは久しぶりの肉だとちょっと嬉しそうだった。

そしてまた一人亡くなり、「ウミガメのスープ」が振る舞われた。

だんだんと暗黙の了解で、誰かが亡くなったら、その人の肉を喰べて弔うことが暗黙の了解となっていた。

その一方で、何年も無人島で過ごしていくうちに住む場所や食べるものが安定し、子供を身ごもる者まで出てきた。


そうして生き残っていった人々、実に10人ほどが暮らす小さな村ができた。

過酷な環境なので何人も死に、でも何人もが代わりに産まれ、村人の数はほとんど変わらないまま百年以上の時が流れた。

いつの間にか食葬は文化となっていた。

その間、外部からの人間は一人も訪れなかった。

そして、兄妹間や親子間に子供ができることも、特にタブー視されず、しばしば見られた。(というかどの村人もだいたい4親等以内になっていた)

その結果、遺伝子の多様性が薄れ、免疫力なども低下し、産まれてくる子供に障がいがあったり、すぐに病気で死んでしまったりする人が増えて、平均寿命が短かった。



※「近親相姦」により産まれてくる子供が障がいや遺伝子疾患を持つことが多い、というのはきちんとした根拠は実はないようですが、一般的に「近親相姦がずっと続くと遺伝情報の多様性が薄れ、劣勢遺伝の確率が高くなるため、発育が悪かったり病気への免疫が低かったりする」ということは言われているため、今回はこの通説を元にしました。

参考
https://bookstand.webdoku.jp/news/textview/2015/06/17/172014.html
物語:2票納得:1票良質:6票
全体評価で良質部門
うつま[☆2023良いお年を]>>ノンフィクションの世界でも思わずゾッとするような歴史が存在しているんですが、この問題にはまさにそのゾッとする感じがあって、ウミガメのスープとのマッチが絶妙でした。やっぱり良質Goodにします!
アカミドリ>>コメントなし
トリック部門
物語部門
異邦人>>コメントなし
雨森かえる>>コメントなし
納得部門
アカミドリ>>コメントなし