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革命派の東国ハイオンと守旧派の西国ウェルー。両国は冷戦と熱戦の狭間にあった。

そんな中で、東国の総帥が病気により危篤となる。死は一刻を争う状態で、精神的支柱を失いつつある東国はまとまりを欠いていた。

こうした噂を耳にした西国の幹部サクリ。といっても実はサクリは、東国の総帥が秘密裏に派遣した東国のスパイであった。サクリは東国の劣勢を憂い、起死回生の一手として、苦心して入手した最終手段をついに用いることにした。

『Dyary』という日記帳状の道具で、これに日付・名前・状況を記すことで表紙の紋様が点滅し、記した通りに任意の相手一人を必ず自然な死に追いやることができる。ただし大きな制約として全体の回数制限があり、歴史の中で様々な人々に使われたために、今となってはあと一回しか使えない。

東国の総帥が危篤という今しか使用のタイミングはないだろうと思い、サクリは西国の総帥の名前を綴った。

2023.8.8 ダズ・ライン 病死

さて、サクリがDyaryへの書き込みに際して極太の油性ペンを用いた目的はなんだろうか?

元ネタとして想起しうるあのノートについては、私がよく知らないくらいですので知識は不要です。
23年07月08日 23:47 [さなめ。] [ラテアート]
【ウミガメ】
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