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ここはラテラーテ。街にはレンガとモルタルで作られた家が建ち並び、空をドラゴンが駆け、地をスライムが跳ねる、いわゆる異世界ファンタジー風の世界である。
この手の世界のお約束通り、ラテラーテにも「冒険者」という職業が存在している。庭の草むしりや街道での商隊護衛といった日々の雑用から、暴れドラゴンの討伐やダンジョンからの資源採掘といった大冒険まで、依頼があれば引き受ける何でも屋のような仕事だ。彼ら冒険者の生活と仕事水準を守るため、「ギルド」という組織が冒険者の管理・仕事斡旋などを行っている。
そして、冒険者には、その能力を表す指標として「ランク」というものが設けられている。ギルドで受けられる無料のランクアップテストに合格すればランクが上がり、冒険者を不当に安い価格で労働させることを防ぐため設けられた最低保証賃金も高くなるし、受けられる仕事の幅も広がる。
ところが、このランクアップテストを受ける冒険者は、あまり多くないのだという。一体なぜ?
18年09月13日 18:19 [黒井由紀]
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