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鳴り響くサイレンの音を、俺はぼんやり聴いていた。
「小学生の頃にね」と、隣に座る彼女が話し出す。
「パトカーのサイレンが聴こえる度に『あ!ほら、お前のこと迎えにきたぞ』って私をからかう男子がいたの。私が怒ると『へっへっへ』って嬉しそうに笑うのよ。本気で怒ったわけじゃないんだよ。だって、私もちょっと嬉しかったから」

俺は泣いた。

なぜか?
23年01月24日 00:15 [マカ旦那]
【ウミガメ】
物語:4票
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帯刀少尉>>コメントなし
よしりん>>コメントなし
社長>>コメントなし
rotary[★三つ星シェフ]>>コメントなし
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