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赤の他人であるカメコとウミコは、ホームのベンチで二人座っていた。
そしてカメコがそのホームに来た電車に乗ると言ったので
ウミコは驚き、カメコのことを聖人だと感動したのは一体なぜ?
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カメコとウミコが同じ電車に乗っていると、電車に酔ったのか突然ウミコの体調が悪くなり、その場でうずくまってしまった。
そんなウミコを見てすぐ、そばにいたカメコが大丈夫ですか、次の駅で一緒に降りましょうと声をかけてくれた。
「そうします、でも悪いから一人で降りますよ」
「いや、私も次の駅で降りるので問題ありませんよ」
「そうですか、お言葉に甘えてありがとうございます」
そして電車が次の駅に着き、カメコに支えてもらいながらウミコはホームのベンチまで移動した。
そして、ちょっと待ってて下さいねと自動販売機で水を買ってきてくれた。
その優しさに感動しながら、ウミコは座っていたら少しずつ気分が落ち着いてきた。
「すみません、忙しいのにわざわざ水まで買っていただいて」
「いいんですよこれくらい、それより体調はどうですか?」
「おかげさまでだいぶましになりました、もうちょっと休憩したらもう大丈夫だと思います」
「それならよかったです」
二人は駅のホームのベンチで会話を続けた。
そして次の電車が来ると、
「あ、もう大丈夫そうですかね、私これに乗りたいのですが…」
「え!? ここで降りるって…」
「あ、あれはとっさに言ってしまって… あなたはもうちょっとここで座ってゆっくりしててください、それでは!」
「え! ほ、ほんとうにありがとうございます!」
…あ、行ってしまった。
名前を聞きそびれた彼女はきっと聖人なんだろう。
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