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 海亀刑事はその日、巨大なマフィアであるワニガメファミリーが麻薬の取引を行うという情報を得た。しかし肝心の時間や場所は以前として分からないままであった。

 そこで海亀刑事は売人としてマークしていた男を張り込むことにした。
 男を尾行するが、特に誰かと怪しげな会話を交わすことはない。それどころかほとんど車から出てこない。

 男の後ろに停まっていた車がその場を離れた時、海亀刑事の助手が呟いた

「動きはないですね…不発だったんでしょうか?」

「いや、そんなことはない!今まさに、奴は我々の眼の前で取引の場所と時間を堂々と教えたのだ!

 海亀刑事の読みは当たり、刑事が言い当てた場所と時間に取り引きが行われ、その現場を取り押さえるとこができた。

さて、一体海亀刑事はどうして取引現場を特定することができたのだろう?
22年10月13日 01:46 [九重]
【ウミガメ】
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