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雪子に「私の話聞いてないでしょ!」と詰られた。
このとき居眠りしていたのは俺ではなく俺の犬なのだが、どういうことだろう?
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雪子の声ですぐ駆け寄ってくる犬が、居眠りをしていて反応しなかったため、「この位置からだと声が届かないのだ」と雪子が勘違いしたから。
解説
「今日はいいお天気ね。洗濯物がよく乾きそう」
妻の雪子がベランダから話しかけてくる。ああ、そうだね。と答えながら俺は趣味の日曜大工に勤しんでいた。隣ではペットのジョンが日光浴を楽しみ、一家全員がうららかな休日を満喫していた。
「あら、ジョンのお気に入りのおもちゃが乾いているわね」
「ジョン、ジョン、おいで」
妻がジョンを呼ぶ。ジョンは妻によく懐いていて、呼び声にはどんなに遠くからでもとんで行く。
しかし、今日は暖かな日差しに包まれて、深い眠りに落ちていたようだ。妻が何度呼んでも、起き上がる気配すら見せない。おやおやと呑気に眺めていると、妻の形相が徐々に般若になっていることに気付いた。
「なーんか生返事だと思ったら、私の話聞いてなかったのね!」
急に俺!? い、いや生返事だったつもりは無いんだけどな!?
暖かな晴天の日曜日。局所的に落ちた雷により、俺の家は暗雲に包まれるのだった……がっくり。
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