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「お腹が痛い」と、いつものようにカメオに訴えるカメコ。

カメオはいつものように『レストランらてらて』をスマートフォンの画面に表示させると、カメコに向けた。

それを見て、カメコはあからさまにたじろいだ。


カメオの行動は何を意図していたのだろうか?
[藤井]

【ウミガメ】22年06月26日 21:00

オールタイムぽんぽんぺいん

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解答
娘のカメコに、バイトの欠勤連絡を自分でするように促した。


解説
カメオの娘のカメコは、高校生になってから近所の『レストランらてらて』でアルバイトを始めた。
もとより体調を崩しやすいカメコは、中学生の頃からよく部活を休んだり塾を休んだりした。そのたびに父であるカメオが欠席の連絡を入れていたものだ。きっとカメコの打たれ弱い性格も関係しているのだろう。

アルバイトを始めると聞いて、カメオは心配ながらも良い社会経験になるとカメコの背中を押した。毎回疲れきった顔で帰宅しては「やっぱり辞めたい」と繰り返すカメコを何とか励まし続けた。それでもバイトの数回に一度は「お腹が痛い、休みたい」とカメオに訴えてくるので、最初はカメオが欠勤の連絡を入れていた。
……このままでは、いけないな。
高校生になった娘を見てカメオは思う。
お金をもらって仕事をする以上、アルバイトだろうと社会人だろうとそこには責任が発生する。カメコがこれから大人になっていくために、自分で責任を取ることを教えていかねばならない。

「お父さん…」

カメオが振り返ると、お腹をおさえていつものように「休みたい」と訴えてくるカメコ。
カメオはいつものように、スマートフォンにバイト先のレストランの電話番号を表示させた。いつもならこのまま発信ボタンを押すところだ。しかし、それはせずにカメオは画面をカメコに向けた。

「自分でお休みの連絡をしなさい」

「えっ……」

カメコは分かりやすくたじろいだ。嫌なのだろう。今まで避けて通ってきたことだから。
カメオはカメコに話をした。今のままではいけないこと。バイトを休むということは、そんなに簡単なものではないということ。誰かがその穴を埋めてくれていて、その手配をしてくれる人がいて、もしかしたら一人足りない状態で営業をしているかもしれなくて、カメコの知らないところでたくさんたくさん周りに迷惑をかけているのだということ。それを自覚したうえで、きちんと自分で連絡をしなさい、と。

カメコは苦い表情をしたまま、バイトの準備をして家を出て行った。


その後、カメコの欠勤は少しずつ減っていったようだ。
そんな娘を労いつつ、いつか大人になったカメコが、同じように後輩や自分の子どもに、自分の経験をもとにして話をしてやれる人に育ってくれれば…とカメオは思った。
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