「組織」からの逃亡者」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
カメオはとある施設から逃れ、あての無い放浪をしている。
施設での生活は過酷で人間扱いされないものであった。

幼い時からいつもカメオを慰めてくれたのは可憐な少女ウミだ。
ウミもカメオと同じく施設の中で過酷な人生を過ごしてきた、ウミが幼い頃から15になるまで。
他に人と接点を持たないカメオにとっては同じ境遇のウミの存在が唯一の救いであり。
彼女の事を実の母や姉のように慕い、ひと時もそばを離れることは無かった。

ある日警備の隙をつき、カメオとウミは一緒に逃げることに成功した。
これはカメオが無害で馬鹿な存在と思われていた事や能力的な価値を軽視されていた事も大きく
彼が施設に対して敵意を見せればすぐにバレてより厳重なフロアに入れられていた事だろう。
非道な扱いを受けても人を恨まなかったカメオの性格が運を味方につけたといっていい。


それからの日々も楽しいとは言えないものであった。
毎日食べるものや寝る場所に困り施設からの目を逃れる為に放浪する日々。、
あの優しかったカメオが追手との戦いにより相手を殺してしまい
それに慣れてしまい殺しが選択肢の上位にくるようになってしまった。
だがあのまま施設にいるよりもずっとマシだ。

ウミと外の世界でずっと一緒に生きられればそれだけで良い。
いつも変わらぬ彼女の笑顔をずっと見ていられれば。

カメオの頭はいつもウミの事でいっぱいだ。
そんなカメオがウミの事で唯一考えたく無いことがある。
彼女が将来ある人物に殺されるという事である。


そして今日偶然、ウミが殺される元凶となる人物に遭遇することになる。
どうやら現在カメオやウミに危害を加えるつもりはなく
元凶もあるものから逃げているようであった。
カメオは元凶の殺害や妨害をやろうと思えばできたがそれはしなかった。


いったい元凶は何から逃げているのだろう?
回答となりえる文言は複数あります。
22年05月20日 20:08 [まんが大好き]
【20の扉】
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