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ミカには幼い頃から文通している相手が居た。
ミカが悩んでいるとき、苦しいときには必ず的確なアドバイスをくれるし、嬉しいことがあったと報告したときはまるで自分のことのように喜んでくれる、素敵な男性だった。彼が誕生日に贈ってくれる品物の数々は、すべてミカの大切な宝物だ。

文通を続けるうちにミカは、相手の彼に恋心を抱いてしまった。そして実際に会って、この想いを伝えたいと思った。

ミカは父に事の顛末を話し、彼の居る所へ連れて行ってほしいとお願いした。しかし父は猛反対、母に泣きついてみたが、母も黙って首を振るばかり。手紙の上だけでの知り合いと恋愛など、この両親は認めないというのか。

それどころか文通相手の彼も、直接会うことには反対し、文通そのものをもう終わりにしようと言い出す始末。

あんなに優しかったのに、どうして急にそんなことを言うの?
22年05月07日 17:40 [畑多賀康夫]
【ウミガメ】
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