僕は都会に住む冴えない社会人だ。
仕事は真面目にこなしているが、自己主張が弱いところがあり、使えない社員のレッテルを貼られてしまっている。これといって熱中出来る趣味もなく、人様に自慢出来ることはないに等しいだろう。
しかしそんな僕にも一つだけ誇れることがある。カメコの存在だ。カメコは三年間同棲している彼女で、僕にはもったいないくらい素晴らしい女性なのだ。笑顔が素敵で、趣味は料理と家庭的、さらには自分の意見が言えない僕をリードしてくれる。僕はそんな分不相応な彼女を大切にしようと心に決めながら日々を過ごしていた――。
――そんなある日カメコが突然こう言った。
「ケーキ買ってきたわよ!一緒に食べましょ!」
テーブルに目を向けると抹茶のシフォンケーキが2人分切り分けられている。僕は了承し、席に着いた。早速ひとくち口に入れる。とても苦い。
「このケーキは美味しくないよ」
僕がそう告げると彼女は突然別れ話を切り出してきた。
なぜ?
仕事は真面目にこなしているが、自己主張が弱いところがあり、使えない社員のレッテルを貼られてしまっている。これといって熱中出来る趣味もなく、人様に自慢出来ることはないに等しいだろう。
しかしそんな僕にも一つだけ誇れることがある。カメコの存在だ。カメコは三年間同棲している彼女で、僕にはもったいないくらい素晴らしい女性なのだ。笑顔が素敵で、趣味は料理と家庭的、さらには自分の意見が言えない僕をリードしてくれる。僕はそんな分不相応な彼女を大切にしようと心に決めながら日々を過ごしていた――。
――そんなある日カメコが突然こう言った。
「ケーキ買ってきたわよ!一緒に食べましょ!」
テーブルに目を向けると抹茶のシフォンケーキが2人分切り分けられている。僕は了承し、席に着いた。早速ひとくち口に入れる。とても苦い。
「このケーキは美味しくないよ」
僕がそう告げると彼女は突然別れ話を切り出してきた。
なぜ?
21年12月22日 21:14
[やや]
【ウミガメ】
【ウミガメ】
トリック部門
物語部門
遠木ピエロ>>コメントなし
良質部門
遠木ピエロ>>コメントなし