「かぐや姫は月に帰りたい」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
満月の空の下。
彼女は「月が綺麗だ」と言われたことをきっかけに、寂しくなってしまった。
一体なぜ?
満月の日まで待てませんでした(ちなみに21日ですってよ)
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久々の通話。久々に聞く声。
久々の他愛ない会話。
なんて幸せな時間。
…しばらくすると、彼はあっと声を上げた。
「どうしたの?」
「いや、月が綺麗だなあと思って…そうか、今日は満月だったか」
その言葉につられて、私も空を見上げる。
しかし、厚い雲に覆われており、月どころか星ひとつ見えなかった。
「こっちは、ここ最近ずっと天気が悪くって…そっちは、晴れてるんだね」
「う、うん…」
悲しげな彼の声。…いけない、あなたも同じ気持ちになっちゃった?
「ちょっとどうしたの?いいなあ、私も満月見たかった!」
私は無理矢理明るく振る舞った。
…改めて実感してしまった、お互いがいる場所の距離。
(同じ空の下にいるから寂しくない、なんて…全然役に立たない言葉ね)
簡易解説
「彼女」は遠距離恋愛中。
通話により恋人のいる場所からは月が見えることが分かり、「遠い場所にいるんだな」と改めて感じたから。
物語:2票