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井戸のそばに数センチほどの穴がいくつか空いているのを見て、佐々木が生きていることを確信した山田。
すると山田は、隣にいた、部下の原口をその井戸の中に突き落とした。
一体なぜ?
すると山田は、隣にいた、部下の原口をその井戸の中に突き落とした。
一体なぜ?

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簡易解説
戦時中、ある国の兵士、佐々木が、相手国に寝返ったことが発覚。
佐々木の幼なじみの原口は、総帥の山田から、佐々木の殺害を命じられた。
その国では寝返った人や相手の捕虜を殺す時、とある井戸に死体、あるいは生きたまま投げ捨てるという。
佐々木も例外ではなく、原口に井戸まで連れてこられた。
「楽に死なせてやるために井戸に放り込む前に銃で何発か撃ったあと、佐々木を殺害した」
その原口の言葉通り、銃声が聞こえてきたのだが、その後山田と原口が井戸を訪れた際、以前までなかった銃痕を地面に発見。
「お前、、佐々木を殺さずこっそりと逃がしたな。。」
そうして山田は無慈悲にも原口を井戸に突き落とした。
長い解説
ベル国は、隣国のテル国と長期にわたる戦争を繰り広げている。
ベル国はあまり裕福ではなく、ほとんどの男子が兵士にさせられ、戦争に向かわされる。
一方、テル国はそれなりに裕福で、戦争をしていてもあまり戦時中だと感じさせないほど国民の生活が豊かとなっている。
もちろんそんな事実がベル国の人々に伝わってはいけないので、情報の統制をしっかりとり、兵士達がベル国から逃げ出さないようにとベル国の上層部は管理している。
その情報を漏らした人や、テル国に逃げようとした人は、例の井戸に投げ捨てられて殺される。
そこまでしてでも勝たなければいけない、ベル国にとってはそういう戦争だった。
―――――――――――――
ベル国にて。
生まれたときから兵士として育て上げられた佐々木と原口。
二人は仲が良く、10歳を迎える頃にはお互い唯一の親友と呼べるほどに仲良くなっていた。
そんなある日のこと。
上層部の会議をふと耳にした佐々木は、テル国での生活がベル国と比べものにならないくらい豊かであることを初めて知った。
(このままベル国にいても兵士として死ぬか病気になって死ぬだけだ。。 ならばテル国に寝返って向こうで生活をしよう。。)
そう決心した佐々木は、少しずつ寝返る準備をしていた。
もちろん原口も誘ったのだが、テル国が裕福であるという事実に驚きつつもにわかには信じられず、返答を先延ばしにしていた。
そんなある日、佐々木がテル国に逃げようとしていることがベル国の上層部にバレてしまった。
そこで、佐々木と原口は上層部の山田に呼び出された。
「ベル国を裏切るとは。 佐々木、お前が首謀者なんだな、お前には死んで貰う。
おい、原口。 お前がやれ。」
「し、、しかし、、」
「お前が、佐々木を殺すんだ。 殺せたならばお前はベル国に忠誠を誓っているとみなす。 どのみちお前もテル国の事実を知ってしまったのだ。 拒否するならば二人ともに井戸行きだ。」
ベル国で死刑とは、本部の裏にある、底なしと名高い井戸に突き落とすこと。
「…分かりました。 では、銃を下さい。 楽に殺してやりたいのです」
「良かろう。 では佐々木と井戸に向かえ。」
死ぬ覚悟が出来た佐々木は、涙する原口とともに井戸に向かった。
(こっそり、逃げてくれ)
そういう原口は、井戸にたどり着くと足元に三発、銃を撃ち、近くに落ちていた石を井戸に放り投げた。
(さぁ、早く!!)
生まれてからずっと一緒に過ごしていた二人には、その言葉だけでもう二度と会うことはないだろうとを悟った。
(分かった。。 今まで本当にありがとう。 元気で!)
(おう!)
そうして佐々木は涙を流しながらも暗闇の中誰にも見つからないように本部とは逆の方向に進んでいった。
近くに控えていた他の兵士達は、三発の銃声と井戸の中に何かが落ちていく音を聞き、原口が佐々木を井戸に突き落としたと判断し、一人で泣きながら戻ってきた原口とともに本部に戻った。
「只今、戻りました」
その様子を聞いた山田は、一言。
「早かったが本当にやったんだな?」
「もちろんです」
その涙を拭う姿は本当に殺したとしか思えない。
付いていった兵士に聞くと、誰も殺したところを見ておらず、暗闇の中、音だけで判断した、とのこと。
「おい、つまり佐々木が井戸に落とされた瞬間は見ていないんだな」
念のため、と山田は原口を連れて、井戸に向かった。
足元を懐中電灯で照らすと、真新しい銃痕があり、流れた血も見当たらない。
「お前。。殺したフリして佐々木を逃がしたな。」
「いえ、そんなことは。。」
「お前も同じだ。 ベル国を裏切りやがって」
驚く周囲の兵士をよそに、山田は原口を無慈悲にも井戸に突き落とした。
(これで、、良かったんだよね。佐々木。 テル国で幸せに生きてくれ。。)
戦時中、ある国の兵士、佐々木が、相手国に寝返ったことが発覚。
佐々木の幼なじみの原口は、総帥の山田から、佐々木の殺害を命じられた。
その国では寝返った人や相手の捕虜を殺す時、とある井戸に死体、あるいは生きたまま投げ捨てるという。
佐々木も例外ではなく、原口に井戸まで連れてこられた。
「楽に死なせてやるために井戸に放り込む前に銃で何発か撃ったあと、佐々木を殺害した」
その原口の言葉通り、銃声が聞こえてきたのだが、その後山田と原口が井戸を訪れた際、以前までなかった銃痕を地面に発見。
「お前、、佐々木を殺さずこっそりと逃がしたな。。」
そうして山田は無慈悲にも原口を井戸に突き落とした。
長い解説
ベル国は、隣国のテル国と長期にわたる戦争を繰り広げている。
ベル国はあまり裕福ではなく、ほとんどの男子が兵士にさせられ、戦争に向かわされる。
一方、テル国はそれなりに裕福で、戦争をしていてもあまり戦時中だと感じさせないほど国民の生活が豊かとなっている。
もちろんそんな事実がベル国の人々に伝わってはいけないので、情報の統制をしっかりとり、兵士達がベル国から逃げ出さないようにとベル国の上層部は管理している。
その情報を漏らした人や、テル国に逃げようとした人は、例の井戸に投げ捨てられて殺される。
そこまでしてでも勝たなければいけない、ベル国にとってはそういう戦争だった。
―――――――――――――
ベル国にて。
生まれたときから兵士として育て上げられた佐々木と原口。
二人は仲が良く、10歳を迎える頃にはお互い唯一の親友と呼べるほどに仲良くなっていた。
そんなある日のこと。
上層部の会議をふと耳にした佐々木は、テル国での生活がベル国と比べものにならないくらい豊かであることを初めて知った。
(このままベル国にいても兵士として死ぬか病気になって死ぬだけだ。。 ならばテル国に寝返って向こうで生活をしよう。。)
そう決心した佐々木は、少しずつ寝返る準備をしていた。
もちろん原口も誘ったのだが、テル国が裕福であるという事実に驚きつつもにわかには信じられず、返答を先延ばしにしていた。
そんなある日、佐々木がテル国に逃げようとしていることがベル国の上層部にバレてしまった。
そこで、佐々木と原口は上層部の山田に呼び出された。
「ベル国を裏切るとは。 佐々木、お前が首謀者なんだな、お前には死んで貰う。
おい、原口。 お前がやれ。」
「し、、しかし、、」
「お前が、佐々木を殺すんだ。 殺せたならばお前はベル国に忠誠を誓っているとみなす。 どのみちお前もテル国の事実を知ってしまったのだ。 拒否するならば二人ともに井戸行きだ。」
ベル国で死刑とは、本部の裏にある、底なしと名高い井戸に突き落とすこと。
「…分かりました。 では、銃を下さい。 楽に殺してやりたいのです」
「良かろう。 では佐々木と井戸に向かえ。」
死ぬ覚悟が出来た佐々木は、涙する原口とともに井戸に向かった。
(こっそり、逃げてくれ)
そういう原口は、井戸にたどり着くと足元に三発、銃を撃ち、近くに落ちていた石を井戸に放り投げた。
(さぁ、早く!!)
生まれてからずっと一緒に過ごしていた二人には、その言葉だけでもう二度と会うことはないだろうとを悟った。
(分かった。。 今まで本当にありがとう。 元気で!)
(おう!)
そうして佐々木は涙を流しながらも暗闇の中誰にも見つからないように本部とは逆の方向に進んでいった。
近くに控えていた他の兵士達は、三発の銃声と井戸の中に何かが落ちていく音を聞き、原口が佐々木を井戸に突き落としたと判断し、一人で泣きながら戻ってきた原口とともに本部に戻った。
「只今、戻りました」
その様子を聞いた山田は、一言。
「早かったが本当にやったんだな?」
「もちろんです」
その涙を拭う姿は本当に殺したとしか思えない。
付いていった兵士に聞くと、誰も殺したところを見ておらず、暗闇の中、音だけで判断した、とのこと。
「おい、つまり佐々木が井戸に落とされた瞬間は見ていないんだな」
念のため、と山田は原口を連れて、井戸に向かった。
足元を懐中電灯で照らすと、真新しい銃痕があり、流れた血も見当たらない。
「お前。。殺したフリして佐々木を逃がしたな。」
「いえ、そんなことは。。」
「お前も同じだ。 ベル国を裏切りやがって」
驚く周囲の兵士をよそに、山田は原口を無慈悲にも井戸に突き落とした。
(これで、、良かったんだよね。佐々木。 テル国で幸せに生きてくれ。。)
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