ちょっとあぶない家庭訪問」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
コシクダケ中学のダヴィンチ先生は、自身が顧問を務める美術部の部員でもあり
自分のクラスの生徒でもある テツオの様子がおかしいと心配していた。

「今日は家庭訪問じゃわい。ケケケ…。
今日で生徒の情報を掴んで、これから1年の指導に役立ててやるわい。ケケケケ…。
ついでに腹も減ったから、生徒の家で何か美味い物でも出てこないもんかのう。ケケケ…」

ダヴィンチ先生はそう言いながらテツオの家にやって来て、チャイムを鳴らした。
すると、中から女が現れ、ダヴィンチ先生を出迎えた。

「随分きれいなお母さんじゃわい。ケケケ…。
テツオには全く似ておらんのう。ケケケケ…。
このお方をモデルに、彫刻でも作りたいもんじゃのう。ケケケ…」

ダヴィンチ先生はそう言いながら家の中に入っていき、通された和室の卓袱台の前に座った。
すると、女は灰皿を指差し、ダヴィンチ先生にタバコを吸うかどうか聞いてきた。

「あれ? このお母さんヤバイ人かも」
ダヴィンチ先生はそう思った。なぜか。
21年05月06日 21:41 [油獣]
【ウミガメ】
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