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ウミガメ小学校4年2組のカメオ君が、
4年5組のカメコちゃんに告白することを偶然知った同じく5組のウミオ君。
ウミオ君はカメオ君の顔すら知らなかったけれど、その告白は失敗すると確信を持つことが出来た。
いったい何故だろうか?
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放課後、
4年5組のウミオはクラスメイトからゴミ捨て係を任されて、いやいや教室のゴミを出しに向かっていた。
「なんで僕が………だいたい、僕だって用事が、って、あっ!?」
前方をよく見ていなかったウミオは、うっかり何もないところで転んでしまう。それと同時に、ゴミ袋からゴミが廊下に散らばる。
「いてて……ああ、ゴミが、最悪だ」
慌ててゴミを集めるウミオ。
するとウミオは、ティッシュやら鉛筆の削りカスが散らばったゴミの中に、何か書かれた手紙のようなものがあることに気づく。
「って、あれ…これは?」
気になって中身を確認する。するとそこには、こう書かれていた。
『 はいけい
カメコちゃん、あなたを一目見た時、好きになりました。
ほうかご、体育かんのうらでまってます。そこで、あなたの答えを聞かせてください。
4年2くみ カメオ 』
「これって、ラブレター!?」
綺麗な字で書かれた、丁寧な印象を受けるラブレター。
ウミオは違うクラスのカメオのことはよく知らないが、カメコのことはよく知っていた。
可愛いものの、少々気の強い女子。ウミオはそんなカメコのことが少々苦手だった、だいたい、このゴミ捨てだって、カメコにやらされているのだから。
だからこそ、カメコはきっと告白にYESとは言わないし、体育館裏に来さえしないだろうと思った。
だって、そもそも、
「ゴミ箱に入ってるってことは、読んですぐ捨てたのか…。」
今頃、カメオは体育館裏にいるのだろう。 カメコは彼を振るのだろうか、それとも、来ないのか。
ウミオはそんな顔も知らない少年に対して、ただ、可哀想に、と心の内で想った。
[簡易解説]
カメコと同じクラスのウミオは、偶然クラスのゴミ箱に捨てられたラブレターを見つける。
カメコ宛のラブレターが捨てられていることに気づいたウミオは、きっとこの告白は失敗するだろうと確信した。
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