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カメオは犯罪を犯した。
探偵が捜査を進める中、証拠は未だ隠滅できていない。
彼が事件の全容を解明するのも、もはや時間の問題と思われた。

この証拠さえ、この証拠さえ消えてしまえばカメオが捕まることはない。
探偵がこの場にいない今こそが、最後のチャンスだ。
そう考えたカメオは誰も見ていない瞬間を見計らって素早くイヤリングを回収すると、まっすぐトイレに駆け込んだ。

「頼むぞ、これで……」

美味く消えてくれることを願ってそれをトイレに投げ込む。
本来ならばイヤリングはそのまま下水を通って流されていく。
だが、それはトイレに流すには大きすぎた為、管に詰まってしまい水が床にあふれ出てしまった。

他の人が事態に気がついて駆けつけてくるまで、カメオは便器からあふれる水を声も出さずに目で見つめていた――。

問題
名探偵がカメオを犯人だと言えなかったのはなぜ?
[ラピ丸]

【ウミガメ】21年04月02日 23:29

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「この事件、犯人は一つのミスを犯した」

名探偵は、容疑者を見て考える。

「事件現場は一見しておかしなトコロはないように思える。だが、床に不自然に濡れた形跡があった……。足下が濡れていたんだ、衣服もまた濡れているに違いない。事件が起きてから着替えをした人は一人もいなかった。つまり、ズボンの裾が濡れている人が犯人になる」

容疑者達のズボンを見て、探偵は唇を噛んだ。

「わかっていたのに、コレが動かぬ証拠になるんだと。くそ」

容疑者達のズボンは、先の詰まったトイレの事件で一様に濡れていたのだ。
これでは、犯人を特定できない。

「偶然か? それとも……」

事件は闇に葬り去られることになるだろう。探偵には犯人がほくそ笑んでいるように思えてならなかった。

解説
カメオが消したかった証拠とは、ズボンの裾の濡れた跡。トイレを詰まらせるために、あえてイヤリングを流したのだった
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アルカディオ[4歳]>>コメントなし
物語部門
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