カメコがカメオと2年間に渡る交際の末に結婚したのは、半年ほど前のことだ。カメコは、毎日幸せな日々を過ごしていた。
ある日、カメコが残業を終えて帰宅したのは、22時頃のことだった。
鍵は開いていた。カメオはもう帰宅していたようだ。「おかえり」と言う暖かい声がカメコを包む。
初めて会ってから毎日のように見ている。もはや見慣れた顔だが、会う度に何故だか初めて会ってときのような気持ちがこみ上げる。
職場の愚痴を言いながらカメコは部屋に入り…。
カメコは、動くことさえできなかった。
一体、どういう状況だろうか？