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時は江戸時代。
剣豪のカメオには宿敵がいた。
その宿敵と決闘して討ち果たすべく、カメオは、剣聖とうたわれる剣術家に弟子入りし、類い希な才能と数年に及ぶ地獄のような稽古によって、ついにその剣術の全てを習得し、免許皆伝を得た。
特に最終奥義である一子相伝の必殺剣は、発動さえすれば、どんな相手でも一振りで葬り去る唯一無二の最強の技だ。
だが、宿敵も強いのは、カメオが誰よりも分かっている。
必殺剣の発動前に、万に一つ遅れを取るかも知れない…。

そこでカメオは、さらに数年間、諸国を旅し、あちこちでその剣を振るった。しかし、宿敵を含めて誰にも必殺剣を使うことはしなかった。

なぜか?
[Zeekpec]

【ウミガメ】21年01月15日 21:52

若葉マークがとれたので、初出題です!

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カメオは、宿敵を倒すために、高名な剣術家の養子になってまで一子相伝の必殺剣を修得した。やれるだけのことはやった。あとは、決闘に臨むのみ…。しかし、カメオは、その時ふと思った。

「これで自分が死ぬか、剣を振れなくなったら必殺剣の使い手が途絶えるのでは?」

宿敵に及ばず死ぬのは本望だが、一子相伝の技を背負ってしまった以上、生きている間に必殺剣の後継者に伝えなくては、師匠に申し訳が立たない。
解決策はただ一つ、才能のある者を探して教え、自分と同じように養子にして、一子相伝の必殺剣を継がせるのだ!

そんなわけでカメオは、宿敵との決闘の前に、後継者探しの旅に出たが、大きな誤算があった。
カメオのようにすさまじい才能があって地獄の稽古に耐えうる者など、そうそういるものではなかった。
いたとしても、必殺剣を伝授できるまで何年もかかってしまう。
結局、数年かけて、後継者を探し、時には教え続けたが、必殺剣を習得できそうな者には一人も巡り合えなかった。
かくして、カメオは、必殺剣を習得したばかりに、宿敵と戦うことができなくなったのであった。
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水平太郎☆>>そうだね