「サンタクロースがいない夜」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
その日の夜はサンタクロースが現れなかったためにカメコは悲しんだ。
後日、カメコ宛ての手紙が届いたので、カメコは喜んだ。
カメコがサンタクロースの存在を信じているわけでないとすれば、どういうことだろうか?
解説を見る
カメコは自宅の部屋から見える、ウミコの家に飾り付けられたサンタクロースのイルミネーションが好きだった。
しかし、今夜サンタはいなかった。
ウミコの転校を知ったのは、今朝だった。朝のHRで担任の先生が一言、彼女は家の都合で転校することになったと伝えた。当の本人が姿を現さなかったことにカメコはショックを受けた。仲がいいと思っていた自分に何も告げずに去ったからだ。
部屋からウミコの家を見た。暗闇に家がぼんやりと浮かんでいる。賑やかなイルミネーションをわずかに期待していたカメコの胸に悲しみが込み上げてきた。
それからしばらく経ったころ、ウミコからの手紙が届いた。
***
カメコちゃんへ
何も言わずにいなくなって、ごめんなさい。お父さんの仕事の都合で急に転校しなくちゃならなくなりました。カメコちゃんにさようならが言いたかったけど、急いで引っ越さないといけなくて、何も言えませんでした。
でもね、六年生になったら、またラテラル小学校に戻れるみたい。また仲良くしてね。
ウミコより
***
カメコは、ウミコからの思いもよらない手紙に歓喜したのだった。
物語:1票