「怪盗エマノン、参上!」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
「サンタさんへ
かいとうエマノンに あえますように!」
昨日の聖夜、息子の晴輝が靴下に貼り付けたメモを見てしまった私、雪子。
今日はクリスマス。母親として、なんとか願いを叶えてあげたいのだけど…。
目的・ルール説明
※皆さんには母・雪子として、晴輝に質問をし、願いを叶えてもらいます!
※本問は亀夫君問題ですので、晴輝にYesNoでは答えられない質問もできます。但し、晴輝は自身の知っていることしか回答しません。
※今日の日付や晴輝の年齢など雪子自身が知っていることも、思い出すことで掘り下げられます。
※飽くまでも、晴輝が生身の子供であることをお忘れなきように…。
※制限時間は、晴輝が眠りにつくまでの3時間です。宜しくお願いします!
今日のショーはここまで! 次回の怪盗エマノンも、お楽しみに!
解説を見る
「月光の下に今宵、いざ行かん!怪盗エマノン、参上!」
「か、か、怪盗エマノンだぁ…!」
黒いローブに、白い仮面。普段の私には着なれない服装に身を包み、声も意識して変えると、案外気づかれないものである。怪盗のキャラデザインとマッチしていた自分の細身をありがたがった。
(実際は予想を外したが)晴輝が要求するだろうと思って予め買っておいた怪盗エマノンのグッズをまとった母親に、晴輝は全く釘付けだ。口もあんぐりと開いている。
そういえば、子供向けアニメのグッズにしては、随分サイズが大きいな…。これが原作再現か。
「か、怪盗エマノン!いつも悪い奴らを退治してくれてありがとう!僕、エマノンのことが大好きなんだ!」
テレビから飛び出してきたかのようなタイミングで表れた怪盗に、臆することなく会話する晴輝。この適応性、ひょっとしてちょっと凄いか。
…いやいや、そんなことより。アニメ「怪盗エマノン」はどうやら悪漢を挫くヒーロー的な怪盗らしい。悪役とはさしずめ、違法ブローカーの類いであろう。そうさ雪子、ここは怪盗らしく、エマノンらしく…!
「ありがとう、少年!
君も将来、圧倒されるような巨大な悪に立ち向かわん時が来るかも知れない。
そんな時でも、弱きを助け、悪を挫く正義を忘れないでいて欲しい。
いつか私のように、誰かの憧れを背負う人間となれ!」
…あれ?
怪盗って、こんなこという子だっけ?
レディースエーンドジェントルメーン!とか言わなくて良いのかな…??
…あ、でもなんか刺さってる、刺さってるぞ。これがエマノン力か、凄い効いてるね。
「うん!僕、エマノンみたいなすっげえ怪盗になる!絶対になってやる!」
「さあ、その意気だ!
君の健闘を、これからも祈ろう。
いざ、さらば!」
そういって、晴輝に頭から黒ローブをばっと被せる。なんだなんだ!と急な出来事に慌てる晴輝をよそに、急いで仮面などを外し隠すと、呆けた晴輝の顔がよく見えるようになった。
「…晴輝? どうしたの、そんな顔して?」
「あ、お母さん!今、本物の怪盗エマノンが来たんだよ!黒いマントに、白い仮面!サンタさんが叶えてくれたのかな!?てか、こんな時にどこいってたんだよー!」
次々、興奮覚めやらぬように捲し立てる晴輝に、素知らぬ顔を保ったままこう言った。
「怪盗エマノンかぁ~。お母さんも会いたかったな。
でもさ、ここに来てくれた怪盗エマノンのことだから、いつも晴輝のこと、見守ってくれてるんじゃない?」
「うん!きっとそうだよ!」
そう言って無邪気に笑う晴輝を、そっと撫でてあげる。
…一悶着、いやそれ以上の苦労こそあったが、息子の願いを無事叶えられ、私はやっと一安心したのであった。
…そういえば、今さっき遠く窓を颯爽と通り過ぎた影は、一体何だったのだろう?
空き巣、いや野良猫?さてはカラスか、それともまさか…?
FA・要約:
晴輝が会いたがったのは、アニメの主人公キャラクター、怪盗エマノン。
彼女のトレードマークは白い仮面なので、名無し質問機能を用いることで、雪子にエマノンの仮装をさせることができる。そしてその姿で決め台詞(途中のヒントで出現)を叫ぶなどすることで、目標通り晴輝の願いは形となる。
但し、晴輝は日曜午後7時開始のアニメ「怪盗エマノン」を正にその時間、見ている(本問出題のリアルタイムと連動)。依って(テレビ越しとはいえエマノン本人が晴輝の前にいる間、)30分のアニメが終わるまでは変装しても無効であるし、開始から20分~30分(アニメの山場)は晴輝はエマノンの応援に回るので、質問が上手く回答されない。
余談:
怪盗エマノン=Emanon←no name←名無し質問機能
物語:1票良質:21票
全体評価で良質部門
あひるだ>>
リアルタイムで観覧しているだけでも充分過ぎる程に楽しめました。自分じゃ一生辿り着けそうにない素晴らしい発想が詰められた良問です。
ほずみ[ますか?]>>
亀夫問題や制限時間といった問題の出し方も、問題の内容もこれ以上ない絶妙な組み合わせです!
靴下[バッジメイカー]>>
トリックもすごい、物語も楽しい、納得感もピカイチ! 映画1本見たかのような満足感!!
休み鶴>>
時間制限つきの亀夫君問題という、難易度が高まりそうな設定ですが、そこには確固たる理由があります。やはり亀夫君形式は「参加型」の問題なのだなぁとしみじみと感じます。この問題にリアルタイムで参加できたことをとても嬉しく思います。
アルカディオ[4歳]>>
トリック、物語、納得感全てにおいて引けを取らないと思ったのはこの問題が初めてだと思う。