ケンさんは世界中を旅する、グローバルな料理人……を、辞めたばかり。
日本に戻り、友人の小森に誘われて、彼のお気に入りだという、ちょっと変わったレストランへ。
「あれ食べれるなら久々に挑戦しようかな」
「え、無理だけど。もしかして外国では食べるの?」
「いや普通は食べない。唐揚げ不味かったな……」
談笑しながら、話題は仕事の話に。友人はケンさんに仕事を辞めた経緯などに興味津々です。
「はぁ……僕も仕事辞めたいな。
なかなか勇気出ないけど。こんな業界からは早く足を洗いたいよ」
「小森なら片足くらい洗ってきてんじゃないの?ここよく来るならそれくらいできるでしょ」
「何言ってんの?それアメリカンジョーク?」
「アメリカではないだろ」
「確かに」
2人の間には、このレストランくらいでしかできない会話がいくつかあります。その理由はなんでしょう?
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