「子どもを甘やかすことは八つ目の大罪」との信念を持つボージャック夫人。
子どもの理不尽な要求は決して呑まず、ましてや不当な脅しなどには屈するはずもない女...
「ただいま~」
学校から帰った娘に、
「ママ、今日のおやつは?」
と訊かれた夫人、
「ロッテのチョコパイよ」
「ふ~ん。何個?」
「1個」
「え?」
「1個よ」
「ええ~~?1個~~~?」
と意味ありげな目で見返されると、苦々しげに、
「...2個」
「だよね~」
『阿修羅ママ』の異名をとる夫人である。
いついかなるときでも冒頭で述べた教育スタンスに、一切のブレは無い。
であるならば、娘とのこの会話は一体どういうことだろう?
子どもの理不尽な要求は決して呑まず、ましてや不当な脅しなどには屈するはずもない女...
「ただいま~」
学校から帰った娘に、
「ママ、今日のおやつは?」
と訊かれた夫人、
「ロッテのチョコパイよ」
「ふ~ん。何個?」
「1個」
「え?」
「1個よ」
「ええ~~?1個~~~?」
と意味ありげな目で見返されると、苦々しげに、
「...2個」
「だよね~」
『阿修羅ママ』の異名をとる夫人である。
いついかなるときでも冒頭で述べた教育スタンスに、一切のブレは無い。
であるならば、娘とのこの会話は一体どういうことだろう?
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トリック部門
物語部門
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良質部門