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名奉行と名高いカメオの元にこんな珍妙な依頼が届いた。
ある大変貧しい男が町を歩いていた。
鰻でも食いたいと思ったが生憎手持ちに金はない。
そこで男は鰻のニオイでご飯を食べるというダクト飯を思いついた。
しかし怒ったのはうなぎ屋の店主。
いつの間にかちゃっかり鰻に香りに値段を付けて男に金を払えと詰め寄った。
いくらなんでもあんまりだ。っと困った男はお奉行様に相談した。
カメオはしばらく考えた後、うなぎ屋の店主にチャリンチャリンっとお金の音を聞かせた。

実体がない匂いに対し音で支払うっという機転の返しを見せたのです。

しかしダクト飯を食べていた男はみるみる青ざめ行ったのです。
一体なぜ?

20年07月18日 14:16 [天童 魔子]
【ウミガメ】
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